白椿(品種不明)
白椿です。白色の一重咲きは「白玉」とも呼ばれて、古来から鑑賞されています。
「白玉」は江戸時代以前の文献にも表記されており、白くふくよかな椿の総称ですが、
茶道の慣例では、「初嵐」とよばれる品種の「蕾丸く、白花、抱え咲き」のものを「白玉」とし、
「関西初嵐」(別名「嵯峨」「蕾が尖り、移り白、筒~ラッパ咲き」の品種)を「初嵐」と呼び、
両者とも茶席の名椿として重宝され、茶席を飾ってきました。
白椿の園芸種は品種も多く、名札を落とすとなかなか品種名がわかりにくくなります。
亀城盆栽展(茨城県土浦市亀城プラザ)にて、椿小品盆栽として出展いたしました。
茨城つばきの会、小泉会長よりの椿便りです。 (令和7年1月13日)