奈良三大椿見学ツアーの報告

東京での国際ツバキ大会の閉会後、国際ツバキ協会(ICS)のCHCC(歴史的椿保全国際委員会、委員長はステファン・ユーティック博士)からの依頼を受け、奈良の三大椿を中心とした古木椿の現地調査に協力しました。14名の委員をマイクロバスで3月19、20日の二日間案内しました。案内にあたっては奈良支部の上田香翠さんと、東大寺の橋村公英さんに大変にお世話になりました。計画実施にあたり、当協会の理事のうち国際担当の柄戸理事と木全理事に協力していただきました。山口も品種登録の関係で国際の委員でもあり、当協会の実施している優秀古木登録の紹介のいい機会ともなりました。現地調査したのは伝香寺(武士椿)、白毫寺(五色椿、大椿)、東大寺(糊こぼし)、薬師寺(讃良椿、吉祥椿)、法華寺(ハルサザンカ高慶)そして、護国神社の椿園でした。いずれの椿も300年から500年ほどの樹齢と推定される古木です。

 

山口聰副会長(学術部)からの報告です。 (令和7年3月29日))