鎌倉・山崎の大椿(優秀古木)
鎌倉市山崎の大椿。

かつて人と祈りが行き交ったこの土地に、今年も何事もなかったように、大椿が満開を迎えています。

春の光を抱きしめ、通り過ぎる時間の気配だけが、「今、この瞬間だけが真実だ」とでも言うように花の影にそっと落ちています。



やがて散り、忘れられると知りながら、それでも咲く。
それが、この土地に残されたいちばん古い物語なのかもしれません。
それが、この土地に残されたいちばん古い物語なのかもしれません。

武家の都として栄え、幾度も時代に置いていかれた道の脇で、花は歴史を語らず、ただ赤く咲く。そんな鎌倉の春は、いつも少しだけ胸の奥に残ります。
副会長 金子 雄(神奈川県)からの椿便り。 (令和8年3月22日)
※日本ツバキ協会では優秀古木椿の登録制度を設けています。これはと思われる素晴らしい古木があれば、ぜひ申請して頂きたいと思います。優秀古木椿登録制度 | 日本ツバキ協会

