2023年度日本ツバキ協会登録新花、優秀古木椿登録の報告

2023年度（2023-2024）の新花登録は12件あり、9件が新たな登録となりました。新花の名前と育成された方々（椿の達人）は次の通りです。

112号（登録番号2024-1）「武蔵侘助」（むさしわびすけ）中西英雄さん（達人37号）、113号（登録番号2024-2）「赤母衣var」（あかほろバリエゲーテッド）塩田卓さん（達人18号）、114号（登録番号2024-3）「大和の春」（やまとのはる）および115号（2024-4）博芳（はくほう）矢野芳春さん（達人5号、聖人2号）、116号（登録番号2024-5）「妙齢」（みょうれい）および118号（登録番号2024-7）「黄玉」（こうぎょく）平井湊晨さん（達人9号、聖人4号）、117号（登録番号2024-6）「ミロク・スーパームーン」、小原正夫さん（達人22号）、119号（登録番号2024-8）「杵築絞り菱」（きづきしぼりひし）金築一郎さん（達人10号）、金築郁子さん（達人39号）、120号（登録番号2024-9）「神宮寺紫」（じんぐうじむらさき）山本幸雄さん（達人17号）。皆様には総会の席上で登録証と副賞のトートバックをお渡しいたしました。また、サミットの会場で実施しました第11回目の写真コンテストの投票の結果は、全158票中39票を獲得した山本幸雄さん育成の神宮寺紫が優勝となりました。ついで第二位は37票で、平井湊晨さん育成の黄玉、第三位は27票で矢野芳春さん育成の「博芳」でした。優勝の山本様には表彰状と副賞（今回は角田葉子さんの描かれたベトナムの椿の画集です）を交流会の席上で差し上げました。なお、毎年行っている神代植物園での椿展会場において、それまでの登録新花全品種を対象としての写真コンテストをおこなっておりますので、お近くの会員の方々はぜひお立ち寄りください。

　今年度は、優秀古木椿の登録申請はありませんでした。会員皆様の地域にあります、見どころのある素敵な椿にお気づきの方々の積極的なご報告を期待しております。椿愛好の皆さんにぜひみてもらいたい・・と思っておいでの椿をご存知でしたら、ぜひ登録をお願いいたします。学術部　山口聰