国立国会図書館で出会う、時を越えて咲くツバキ
国立国会図書館の企画展示「冒険する園芸 ―庭先から世界へ」。

園芸に情熱を注いだ人々の歩みを「冒険」に見立て、江戸時代の浮世絵から西洋の植物学雑誌、近現代の園芸資料まで、国立国会図書館の豊かな所蔵資料から紹介する企画展です。

その展示資料の中に、私たちツバキを愛する者にとって、ひときわ心惹かれる一冊があります。

それが、第3章「明治から現代へ ――園芸界の挑戦と受け継がれる園芸熱」の展示資料の一つ『日本産ツバキの図』。

山田寿雄が描き、石井勇義が編み、牧野富太郎が訂したツバキの図譜です。

「獅子頭」「京錦」「蝶遊び」「旭の海」「東雲」「白牡丹」……。
その名を読むだけでも、一輪一輪の花が目の前に現れるようです。

花は季節とともに散ります。
けれど、人が花を愛し、記録し、次の時代へ残そうとした思いは、散ることがありません。
一輪のツバキから始まった「冒険」は、今も続いています。
東京・国立国会図書館で、その時間を旅してみませんか。
会期:2026年10月31日(土)まで
会場:国立国会図書館 東京本館 展示室(新館1階)
入場無料
副会長 金子 雄
