【御報告】第36回椿サミット大船渡大会 ー椿が紡いだ温かい時間 ー

2026年3月14日・15日の2日間、岩手県大船渡市において「第36回 全国椿サミット大船渡大会」が開催され、盛況のうちに幕を閉じました。


大船渡市での開催は実に26年ぶりとなり、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで2度にわたり開催が叶わなかった経緯を乗り越えての、待望の大会となりました。 

会場となったリアスホールには、全国各地から自治体・関係団体の代表、日本ツバキ協会会員など約160名が参集し、地域住民を含めると開会式にはおよそ700名が来場。
芸術作品や生け花、ツバキ関連商品の展示・販売、茶席、特産品コーナーなど、多彩な企画が展開され、官民一体となった「椿の里・大船渡」の魅力発信が行われました。

開会式では、渕上清大船渡市長が登壇し、震災や大規模林野火災を乗り越えてきた復興の歩みを報告するとともに、「市の花であるツバキは、常に希望の象徴。ツバキとともに歩み続ける大船渡の姿を感じてほしい」と述べ、会場に静かな共感が広がりました。

また、日本ツバキ協会 小泉不二男会長は、ツバキが日本文化の中で果たしてきた役割と国際的広がりに触れつつ、「椿サミットを通して、その奥深さと未来の可能性を感じていただければ」と語り、協会の理念を改めて全国に発信する機会となりました。 

大会では、大船渡東高校による和太鼓演奏をはじめ、郷土芸能や音楽ステージが会場を彩り、大船渡農業高校による長年の椿研究の成果発表では、140種・約4,500本の栽培実績や高い挿し木成功率など、実践に裏打ちされた取り組みが紹介され、参加者から大きな関心と称賛が寄せられました。 

フィナーレは新沼謙治氏が登場し、「ふるさと大船渡の復興への想い」を込めた歌による記念ステージで、会場は大いに沸きました。

 

椿サミットに先立ち開催された会議の様子です。

日本ツバキ協会支部懇談会

全国椿サミット協議会 理事会・総会

日本ツバキ協会 通常総会

夜の懇親会では、全国から集った椿仲間が親睦を深めることができました。

2日目には、市内各所の椿の名所や関連施設を巡る現地視察が行われ、三面椿や碁石椿園、世界の椿館などを通して、「椿の里」としての大船渡の蓄積と広がりを体感する機会となりました。 

本大会は、単なる展示や交流の場にとどまらず、復興の歩み、地域の誇り、そして椿を未来へつなぐ意志を全国に届ける場となり、参加者からは「大船渡で開催された意味を強く感じた」「椿を通じた人と地域のつながりを実感した」といった声も多く聞かれました。

開催にあたりご尽力いただいた大船渡市をはじめ、関係団体、地域の皆さまに深く御礼申し上げます。
日本ツバキ協会は、今後も全国各地の仲間とともに、椿文化の継承と発展、そして人と地域をつなぐ活動を進めてまいります。

Web東海新報|ツバキとともに歩みを 第36回全国椿サミット大船渡大会が開幕 きょうもリアスHで展示、市内視察も(別写真あり)

            副会長 金子 雄